紙ひこうき翔んでけ!!

書きたいことを書いてるんで、思いや評価等は全て正直に書いてます。忖度したブログにならないよう、ちゃんと参考にして頂けるようなブログになってます。

中古物件の値引き交渉!僕は300万円値引きしてもらいました。

どうも!

 

前回は、内見時に見た方がよいポイントをお話しさせていただきました。
まだ、前回の記事を見てない方は、下記をご参照ください。

kamihikouki-tondeke.com

 

 

では、内見をした結果、購入したいと思える物件に出合えた後の流れをご紹介いたします。
僕が物件を購入した際の流れなので、物件を購入する皆さんが同じような流れになるかは分かりませんが、参考程度にはなると思いますので、少しでも役に立てれば幸いです。

 


物件を購入したいと思えたならば、購入したいという意思を売主に伝えなければなりません。
そのために、物件購入申込書というものを僕は提出しました。申込書は不動産仲介業者に言えば、頂けました。

申込書には確か、氏名、住所、購入希望金額、手付金額、備考という欄があったと思います。


手付金額につきましては、不動産仲介業者に聞くと特に金額は決まっておらず、自分が出せる無理のない範囲で記載して下さいとのことでした。
1万円とか安すぎると、今後手付放棄をして買主都合による物件購入取り下げがしやすくなるため、あまりにも安すぎると売主から断りが入る可能性はあるとのことでした。

相場を聞くと、だいたいは購入希望金額の1割、100万円、50万円ぐらいが多いとのことでした。
我が家は、間を取って100万円の手付金額にしました。


僕購入希望金額は、一緒に内見していただいたリフォーム業者からだいたい380万円あれば僕のやりたいリフォームが可能だと思いますとアドバイスをいただいたので、そのまま販売価格から380万円引いた金額を購入希望価格として記載しました。


ちなみに、この内見時に一緒に見てもらうリフォーム業者は不動産仲介業者に紹介をしてもらいました。
その方が日程調整がしやすくて便利ですし、不動産仲介業者の紹介なので、変な業者はいないはずですのでお勧めです。
紹介してもらったからその業者にリフォームを依頼しなければならないなんてこともありません。

当然、見積依頼ぐらいはその業者にお願いはしなければさすがに失礼だと思いますが、前もってリフォームは数社と比較して業者を決めると伝えておけば全く問題ありません。
実際、僕もこの紹介してもらったリフォーム業者ではリフォームをしていません。


話が逸れましたので、戻します。

タイトルにも記載しましたが、物件価格の交渉をするタイミングはここだけです。
物件購入申込をする時点で自分の希望する物件購入金額を売主へ伝えます。

売主は販売価格には、ある程度値引き要求があることを考慮して100万円ぐらい上乗せして販売価格を記載していることが多いので、100万円以内ぐらいなら恐らく値引き可能ではないかと思います。

僕の場合は、380万円と結構高額な値引き要求をしてますので、なぜ値引きをして欲しいのか理由を文書で作成して売主に見てもらうよう不動産仲介業者へお願いしました。

理由としては、リフォームしたい箇所とそのリフォームにかかるざっくりとした費用を理由に値下げしてほしい旨を記載しました。
そして、物件がすごく気に入っており、リフォーム費用は今後も物件を引き継いで、大切に使っていく費用として必要であること、希望価格になれば必ず購入するという意思表示を文面にして、売主へ僕の想いを伝えてもらいました。


やはり、僕が売主の立場だったら、何となく380万円下げてほしいと言われるよりも、ちゃんと理由を付けて交渉してくれる人に値下げをしたいと思うので、文面にすることにしました。


そして、

 

物件購入申込書を提出してから、正確な日数は忘れましたが3日後ぐらいだったと思います。不動産仲介業者が売主へ話をしに行ってくれました。

そして、その日の夕方に不動産仲介業者から売主の返事をいただきました。
結論から言うと、380万円の値引きは無理でしたが、300万円まで値引きをして頂けました。

僕自身、DIYで少しずつ自分でできることはしていこうとも思っていたので、最低200万円ぐらい下がれば購入できそうだという計算をしてました。
不動産仲介業者は申し訳なさそうにしてましたが、考えていた最低限以上の値引きをしていただけたので、即決で購入しますとお伝えし、購入できることがこの時点でほぼ決定的となりました。

 

物件の価格交渉は、基本的には直接価格交渉を行わずに、不動産仲介業者を通じて交渉をします。
なので、この価格交渉の際、不動産仲介業者が買主と売主両方の仲介をしていると、結構有利だったりします。


売りに出た段階で、売主側と不動産仲介業者の中では、いくらまでなら値引きが可能かという話は必ずしています。
購入申込の時点で、不動産仲介業者にいくらぐらいまで大丈夫そうか聞いてみてください。

金額の問題さえクリアできれば、購入したいという態度を出していれば、必ず買主側の味方にもなってくれるはずです。
担当者によっては、いくらまでならば値引きができるのか教えてくれることもあると思います。

僕たちは1回目の内見時から、ずっと買いたいという意思表示をしており、ただし金額的に少し手が届きそうにないというのをずっとアピールしてました。笑

 

上でも書きましたが、中古物件購入の価格交渉は基本的には不動産仲介業者が代理でしてくれます。つまり、どういう交渉をしてくれているのか、正直なところ分かりません。

なので、僕が行ったように文面にして売主に伝えてもらうというのは、結構有りなんじゃないかと思います。(本当に文面を見せてくれているか分かりませんが・・)

 

本当に欲しい物件なのであれば、大きな値引きでも不動産仲介業者に一度相談してみると良いと思います。

真剣に購入したい気持ちを伝え続ければ、必ず味方になってくれると思います。

 

 

では!

物件の内見で見るべきポイントとは?

どうも!


前回は、僕が物件に求めていた条件をご紹介させていただきました。
まだ読まれていない方は、下記をご参照ください。

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自分が物件に求める条件を整理し、不動産仲介業者で相談すると、何件か物件を紙ベースで紹介していただき、その中で気になった物件へ内見に行くかと思います。


僕が内見のときに気を付けて見ていたポイントが何点かありますので、お伝えします。
僕は、最初から中古戸建をメインとして内見をしてきているので、中古戸建以外で考えている方には当てはまらない部分もあるかと思いますが、参考になる部分もいくつかあると思いますので、これから家を購入しようと考えている方は是非読んでいただければ幸いです。

 


・物件情報が間違っていないか確認

不動産仲介業者へ行くと、物件の間取り図や築年数等が記載された物件情報を貰うことができます。
しかし、意外にもその物件情報に誤りは結構あります。


僕が経験したのは、開きドアの向きが違ったり、窓が間取り図に載っていなかったりと、正確に間取り図に反映されている方がむしろ少なかったような気がします。

僕が購入した物件の情報なんかは、物件の方角が間違っていました。
このように大なり小なり、物件情報は間違っていることが多いので、内見のときにしっかり誤りを見つけておきましょう。

 

・床の傾き

家は、人間が作っているので、どれだけ腕のいい大工が施工しても床に全く傾きを無くすというのは、ほぼ不可能に近いと思います。


しかし、傾きにも許容できる範囲があり中古物件であれば、一般的に6/1000までは許容範囲であると言われています。
6/1000とは、10mあたり6cm傾いているということです。

あまりにも傾きが酷い物件で生活していると健康被害にもつながります。
また、傾きの理由が、施工が下手なだけであれば、リフォームして直すことができますが、地盤沈下などの原因であれば大掛かりな工事になりますので、莫大なコストが発生します。

家を歩いて傾きが分かるぐらい傾いている場合は、止めておいた方が無難だと思います。
傾きの数値をしっかり出したい方は、住宅診断を受けて安心・納得して購入した方が良いです。

 

・天井や壁のシミ

天井や壁にシミがある場合は、雨漏りをしているか、過去に雨漏りをしていた可能性が高いです。

すでに売主の方で修復済みであれば問題ありませんが、気になるシミを見つけた際は、しっかりと業者に確認するようにしましょう。
雨漏りを放置すると構造に不具合を起こす可能性がありますので、状態を見極めるのが大事です。

 

・コンセントの位置

内見時にしか確認ができませんので、しっかりと間取り図にメモするようにしておきましょう。
引渡し後に思い描いていたレイアウトにできない可能性があります。

 

・リフォームしたいと思う場所を確認

中古物件では、設備が傷んでいることもあったり、自分の趣味ではない場合があります。
引渡し後、リフォームするのであればどれぐらいの予算が必要か確認しておくと、物件の価格にいくらまで出せるのかある程度導き出されます。

できれば、内見は2回行って、2回目はリフォーム業者と一緒に内見させてもらうと良いです。
業者に見てもらい、ざっくりとした費用感を教えてもらうようにしましょう。
場合によっては、自分が思い描いているよなリフォームができない場合もあります。そういうことがないよう、業者と一緒に見ておくことをオススメいたします。

 

・床下

家の傷み具合というのは、素人ではなかなか判断しづらいのですが、個人的には床下を覗いてみるのはおすすめです。

だいたいの戸建ではキッチンに床下収納を設けてある家が多く、収納ボックスを外すと簡単に床下を覗くことができます。
その際に、カビ臭かったりする家は、あまりお勧めできません。

カビが発生するということは通気性が悪く、床下の湿度も高いと言えます。
そういう家は、害虫が発生しやすく、構造にも悪影響を与えている可能性があります。
特に古い家だと、床下がコンクリートではなく土の家があります。
床下が土だと湿気が非常に溜まりやすいので、個人的には全くお勧めしません。

あと、床下を覗くついでに少し手を伸ばしてフローリングの下を触ってみてください。
断熱材の有無が分かるはずです。
できる限り断熱材がしっかりと施工されている物件を選ぶことをオススメします。

 

・駐車場

自分の乗っている車が問題なく駐車できるかどうか、確認しましょう。
よく、普通自動車1台、軽自動車1台の合計2台駐車できる物件がありますが、もし自分が普通自動車2台持ちなら別で駐車場を借りる必要性が出てきます。

また、ハイエースなどの普通車ですが大きめの車両に関しても問題なく駐車可能か確認した方が無難です。
できれば、車で現地へ行って、駐車させてもらうのが一番確実で良いと思います。

 

・近所の雰囲気

これは、内見時以外でも自分の住んでいる所と近い場所で物件購入を考えているのであれば、できれば平日と休日の日中と夜に1回ずつは行ってみると良いです。
人通りの多さや騒音がないかなど、何回か曜日や時間を分けて、現地に行ってみないと分からないことは多いです。

あと、近所にゴミ屋敷や庭が荒れ放題な家がある場合は、止めときましょう。
恐らく害虫被害に巻き込まれますし、住人もどんな方か分かりません。
君子、危うきに近寄らずでいきましょう。

 


以上のことは内見時に最低限確認しておいた方が良いなと思います。

僕は内見には、合計11件内見をしました。
その中には、空き家もありましたし、まだ売主が住んでいる場合もありました。


空き家は気兼ねなく見学できるので、皆さんも特に困ることはないでしょうが、売主がまだいる場合は内見しづらいです。

売主の物が普通に置いてある状態なので、なかなか細かくは見づらいと思います。
正直、僕は売主がいる物件の内見は苦手でした。

でも、物件は数千万円の超高額な買い物です。
しっかり見なければならないところは、見なければいけません。
だいたいの売主も購入してほしいので、じっくり好きに見てくださいといった感じだと思うので、気にせずしっかりと見学させてもらいましょう。

逆に売主が内見中ずっと付きまとい、あまり中を見せてくれないようならば、隠したいことがあるのかもしれません。
もし物件自体に不具合がなくても、数千万円の高額な買い物をする買主の気持ちを理解できないような売主とは後々トラブルに発展する可能性もあるため、僕なら避けます。

何度も言いますが、家は高額な買い物です。自分の納得できるまで見学させてもらいましょう。
上の方でも記載しましたが、できれば2回目はリフォーム業者を連れて見学してみましょう。
素人では見ないようなところまで確認してくれ、内見時に見るべきところの勉強にもなったりします。
また、1回目では気付かなかったことに気づくことも多いです。


あと、個人的な失敗談ですが、内見は家を見る時間です。売主の私物を見る時間ではありませんので、気を付けてください。

僕が一番初めに内見した物件では、売主がまだ住んでおり、主に業者が説明をしながら、売主と僕たちとでズラズラと一緒に見ていました。

物置を確認した際に、
業者が「物置の中はこんな感じです。収納量も十分ですねー」と説明してくれました。

その物置には阪神タイガースグッズがたくさん収納されており、僕は変な関西人根性を出してしまい、

「はい。収納量も阪神ファンだということも分かりました」とボケてしまいました。

すると、
しーーーーん、、、


ここで、マズイことを言ってしまったと気づきました。
誰でも自分の私物を今日初めて会った人に見られて良い気はしません。

内見なので私物を見てしまうのは当たり前なのですが、それを口に出してしまうことで、私物を見ている感が出てしまいます。

売主は不愉快だっただろうと思います。
帰ってから、その時のことを妻に聞くと、妻も同じことを思っていたそうです。

初めての内見で、どう話をしたら良いのか分からず、とりあえず場を和ませようとしたんですが、完全に裏目に出ました。
その件があってからは、しっかり反省をして、私物に関しては何もコメントしないようにしました。


僕みたいなアホはいないと思いますが、内見時はボケたりしないで、普通に家を確認しましょう!笑

 

できれば、たくさんの物件を内見した方が良いです。
だんだん、物件の見るべきポイントも分かってくるし、購入をやめた方がいいという危機察知能力も高まります。

数千万円の高い買い物です。業者は嫌がると思いますが、自分が納得するまで物件探しをしましょう。

 

では!

中古物件購入!僕が物件に求めていた条件を紹介

前回は、中古物件を購入するときに僕が5社ハシゴして分かった行くべき不動産仲介業者のタイプをお伝えしました。
まだ読まれていない方は、下記をご参照ください。

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行く不動産仲介業者が決まれば、相談するためにある程度自分の中で、物件に求める条件を整理しておいた方が、スムーズに案内してもらえます。

僕が経験したのは、中古戸建購入に関する経験ですので、マンションや新築購入の方には、合わない部分もあるかと思いますが、参考になる部分もあると思いますので、ご興味あれば、是非読んでいただけると幸いです。


まず、住宅購入において、自分の求めているものが100%反映された物件を購入するというのは、大金持ち以外は不可能であることは理解しておきましょう。
必ずどこかで妥協は必要です。
自分の理想の80%を満たしていれば、十分購入に値する物件だと思います。


上記で、妥協は必要と述べましたが、絶対に譲りたくない条件も当然あるはずです。
自分が物件に求める条件に、絶対に譲れない条件・できれば満たしたい条件の2つに分けると頭も整理され、物件選びで迷わなくなります。


下記は、僕の物件に求める条件でした。
それぞれお伝えしていこうと思います。

 


絶対に譲れない条件


・新耐震基準の物件

具体的にいうと、1981年6月1日より後に建てられた物件であることです。
上記日付で適用される耐震基準が大きく改訂され、旧耐震基準で建てられた物件では震度6や7などの大きな地震で倒壊する可能性が高くなってしまいます。

私の住んでいる兵庫県では私の生きている間に南海トラフ地震が発生する可能性がかなり高いため、耐震性は高いにこしたことはありませんが、最低限の耐震性を持つ物件ということで新耐震基準である物件が条件でした。

 

・再建築可能な物件

物件には、接道義務といい「幅員4m以上の道路に2m以上接していないといけない」という決まりがあります。
これは、救急車等の緊急車両が問題なく救助活動や消火活動を行うことができるよう、こういった決まりがあります。
ただし、古い物件の中には、その法律が整備される前に建てられた物件があります。
なので、中古物件の中には一度壊してしまうと、その土地に家を建てられない物件というのが存在します。

今後何があるか分からないので、こういった不安要素のある物件は避けるべきだし、道路に接していなければ普段の生活にも支障が出ることが多々あると思うので、再建築不可な物件をわざわざ選択する理由がありません。

 

・私道に面していない物件

私道に面していると、所有者とやっかいなトラブルが発生するリスクがあります。
例えば、使用料を取られたり、インフラ整備ができない等のトラブルが発生する可能性があります。
私道に面している土地は、避けた方が無難です。

 

・希望エリアの戸建

立地に関しては、一度購入してしまうと変更ができないものです。
建物自体が条件に合っていなくても、リフォーム等で希望の条件に後からすることは可能です。
最悪の場合、建て替えしたら、お金さえあれば、ほぼ100%納得のいく建物にすることも可能です。
しかし、立地は後から動かすことができません。
なので、家を購入される方は、立地を一番重視して購入されるのが個人的には良いと思います。
また、僕の環境や考えでは、戸建が最適だという答えに至りました。
詳細につきましては、住む地域の決め方やなぜ戸建が良いと感じたのか、過去の下記記事にて記載しておりますので、ご参照をお願い致します。

 

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・都市ガスの物件

僕の住んでいる地域は、冬はかなり寒くなります。酷いときは、マイナス10度ぐらいまで下がることもあります。
なので、冬はガスの使用量が多いため、プロパンガスだとすごい金額になってしまいます。
なので、ランニングコストを考えると、都市ガスは絶対に譲れない条件でした。

 


・売る前にリフォームをしていない

売るために内装を綺麗にリフォームしてから売りに出されることが中古物件ではよくあります。
見た目は、リフォームしたてなので、リフォームしていない中古物件と比較するとかなり綺麗で惑わされてしまいますが、僕はこういった物件は止めていました。

それは、表面的に綺麗になることで、物件の問題が見つけづらくなるからです。
例えば、本来壁がカビだらけの物件だった場合、壁内結露が相当あると予測され、構造も痛んでいる可能性が高いです。
しかし、リフォームによって壁紙を貼り変えてしまえば、数年は恐らく表面化しません。

本来であれば、構造に問題がありそうな物件だとして、購入に至らなかった物件なのに、リフォームによって分からず、購入してしまうというようなこともあります。

あと、もし僕が売主なら少し高く売るためにリフォームするのであれば、必要最低限の材料を使い、コストを削減します。販売期間中だけ、綺麗さを保っててくれれば良いからです。
なので、耐久性のない材料を使いリフォームコストを極限まで削減して、見かけを良くし、リフォーム代金は販売価格に乗せます。
もちろん、費用を抑えるため、少々施工が雑でも構わないので施工費用の低い業者を使います。

普通に考えれば、自分が住むわけではないので、少々不具合があっても費用を重視すると思います。
こういった表面だけ綺麗にして中身を重視しないリフォームは意味がないと考えますので、僕なら購入してから自分でリフォームを手配したいと思ってしまいます。


もちろん、リフォーム済みの物件が悪いわけではありません。
売るためだけに表面的に綺麗にするリフォームが良くないと考えています。

売主自身が快適に過ごせるようにリフォームをしているような物件は、逆にしっかりと物件の手入れがしてあって、良い物件であると思います。
つまり、リフォームをしてから売主が数年住んでいるような物件は良いと思います。


僕の経験で言うと、内見した際に家の中がカビだらけで、雨漏りの痕もあり、シロアリにもやられているような物件がありました。

もちろん、僕はそんな物件購入しませんでしたが、数ヶ月後、リフォーム済み物件として再度販売されており、僕が内見した時より300万円高く売りに出てました。
すると1ヶ月ぐらいしてその物件は売れていました。

その物件がどういったリフォームをしたのか分からないので憶測になりますが、恐らく表面的にだけ綺麗にしたのだと思います。

こういったこともあり、どういうリフォームがなされたのか、分からないような物件は僕らのような素人は購入すべきではないと個人的には判断しています。


人間で例えると、
めちゃくちゃ性格が悪く不細工な人が整形をして美男美女になることはできたけど、性格は相変わらず悪いまま
というイメージを持つと何となくわかりやすいかな?

見た目だけに騙されないようにしましょう。
知っている方が良いと思ったので、少し長文になってしまいました。
個人的には、買主が間違えやすいポイントだと思います。

 

 

できれば満たしたい条件


・リフォーム歴のある物件

リフォーム箇所は特に気にしませんでしたが、家の手入れをしっかりしてきた売主かどうかを見極めるポイントだと思います。
家を大事にしてきた売主は、リフォーム等をしていて家の状態が良いことが多いです。
あと、お金を持っていそうな売主は、家にかけられる予算も多く、状態の良い家が多いと感じました。
若干、偏見が入っていますが、レクサスやクラウン等の高級車が駐車場に停まっていた家で状態の悪い家はなかったように思います。

僕が購入した物件は、何回かリフォームもしており、状態は内見した中では、そこそこ良かったです。

 

・南向き角地かつ玄関が南にない家

僕は、日当たりの良い南向きを部屋に使いたいという願望がありました。
南向きの家でも、多くの家では、南側にリビングと玄関という物件が多いですが、個人的にせっかくの南側を玄関に使ってしまうのは勿体ないと考えていました。

上記理由であれば、北向きの家ならば、南側に玄関がある家はないので、個人的には南側ではなく北側の家も良いなと思っていました。
ただ、北向きの家は、道路から玄関までに高低差があることが多く、家の出入りがしにくそうだったので、やはりできれば南側が良いとも感じました。

そうなると、南側を全部部屋に充てられて、なおかつ南向きの家となると、その条件を満たすのは、南側角地で南面に玄関のない家ということになります。

幸い、僕が購入した物件南西角地で、南面にリビングダイニングと寝室を充てることができ、玄関は北西という、僕のわがままな条件に見事応えてくれました。

 

・駐車場2台以上

僕が住んでいる所は、田舎なので基本的には車がないと少し不便です。
なので、一家に1台車を所有している家庭よりも、1人1台車を持っている家庭が結構多い地域です。

我が家は1台しか車を所有していませんが、後々妻も車を所有する可能性もあり、もっと将来的には子供が車を持つようになった時のため、駐車場は2台以上停めれると良いと思っていました。
最悪、必要になれば庭を壊せば駐車場にできますが、結構費用がかかるので、できるだけ2台以上停めれる物件を探しました。

この条件も、購入した物件は普通車3台駐車できますので、満たすことができました。

 

・平屋

僕は、戸建が欲しいけれども、マンションの平面での生活という利便性も捨てがたいとは感じていました。
そうなると、僕のわがまま欲求を満たすのは、平屋ということになります。

ただ、平屋はド田舎なら結構多いと思いますが、僕が住みたいエリアは、一応ニュータウンと呼ばれている地域なので、平屋を建てる人がかなり少ないです。
つまり、中古で平屋が売りに出る確率もかなり低いです。

僕が物件探しをしている間に、3件ほど平屋で売りに出ましたが、平屋は建てるときにコストが高いせいか、中古で売りに出た際も、2階建てより500~800万円ぐらい高い販売価格でした。

2階建てでも買えるかどうかギリギリの予算の僕が、平屋は諦めるしかない現状を知りました。
ということで、この条件は満たすことができず、結局2階建ての家を購入しました。

ただ、購入した家は1階だけで2LDKの間取りがあるので、夫婦2人なら1階だけで十分暮らしていけるため、平屋とあまり変わりない生活をしています。
しかしながら、サンルームが2階にあるため洗濯のときは毎日2階へ上がる必要があるため、完全な平屋生活ではないです。

平屋は無理でしたが、広さでカバーし、ほとんど平屋みたいな生活ができていますので、それなりに満足はしています。

 

・在来木造住宅

一般の戸建であれば、木造・軽量鉄骨がほとんどでたまに鉄筋コンクリート、最近では重量鉄骨なんかがあるかと思います。

耐久性を考えれば、鉄筋コンクリートまたは重量鉄骨となりますが、費用が高すぎて僕の予算ではどうにもなりませんし、そもそも中古戸建の流通量が少なすぎて購入検討すらできません。

そうなると、選択肢は木造か軽量鉄骨になるのですが、僕は木造が良いと思います。
イメージとしては、木よりも鉄骨の方が丈夫なイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
僕も最初は、鉄骨の方が耐久性が高いと考えていました。


しかし、耐用年数を見ると、軽量鉄骨(厚さ3mm以下)は19年なのに対して木造は22年と意外にも木造の方が耐用年数が長いのです。
軽量鉄骨の厚さが3mm以上4mm以下になれば耐用年数は27年になります。
ただし、大手ハウスメーカーで使用される軽量鉄骨は厚さ2.3mmと3.2mmの鉄骨を併用していることが多いそうです。
そして、耐用年数はやはり19年というのがほとんどだということでした。
ただ、耐用年数なので、必ずしもその年数で倒壊するという訳ではありません。
しっかり手入れしていれば何十年と住むことは可能です。

個人的に耐久年数よりも軽量鉄骨にデメリットを感じるのは、リフォームがしづらいという所です。
軽量鉄骨ではほとんどの壁に筋交いが入っているので、間取りを変えるような大掛かりなリフォームはだいたい不可能です。
また、軽量鉄骨はメーカー独自の工法である場合が多く、指定の工務店以外ではリフォームできない可能性があるという点もデメリットだと感じます。
木造であっても2×4工法であれば、軽量鉄骨と同じように、リフォームがしづらい工法ですので、避けたいと考えていました。

気に入った物件が軽量鉄骨であれば仕方ないと思っていましたが、購入できたのは木造ですので、条件を満たすことができて良かったです。

 

大まかな条件としては、以上だったと思います。
基本的には後からお金をかけても叶えられない、叶えにくい条件は絶対に譲ってはいけない条件にするべきです。

あと、内見をしていくうちに考え方も変わってきたりするので、絶対に譲れない条件さえ合っていれば内見して色々な物件を見ると、だんだん何を優先させたいかもハッキリしてくると思います。
最初の内から条件をガチガチにしてしまうと、担当者も提案できる物件が無くなってしまいますので、


それでは、長くなりましたので、ざっくりまとめます。


絶対に譲れない条件

・新耐震基準の物件
・再建築可能な物件
・私道に面していない物件
・希望エリアの戸建
・都市ガスの物件
・売る前にリフォームをしていない物件


できれば満たしたい条件

・リフォーム歴のある物件
・南向き角地かつ玄関が南にない家
・駐車スペース2台以上
・平屋
・在来木造住宅

 

こうやって、整理してみると、僕が購入した物件は平屋以外は条件に満たしていることが分かりました。
どおりで、満足のいく物件を購入できたなと感じるわけです。

ある程度条件を設定しておくと、不動産仲介業者も物件を探しやすくなります。
色々な物件を見せられて訳が分からなくなってしまう可能性があるので、自分の中でしっかりと譲れない条件だけは考えておいた方が良いです。


このブログを読んでいただき、皆さんがよりよい物件を探すことができましたら、幸いです。


では!

中古住宅購入!どこの不動産仲介業者がいいの?5社をハシゴして分かった最適解

どうも!


前回は、購入するならマンションと戸建どちらが良いのかというテーマで僕が考える戸建のメリット・デメリットについてお話をしました。
まだ読まれてない方は、下記を参照ください。

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前回までは、新築と中古関係なく参考にして頂ける内容でしたが、今回は中古物件の購入を検討されている方が参考にして頂ける記事となっています。
但し、中古物件を購入して、建て替えするという新築派の方は参考にして頂ける内容だと思います。


タイトルの答えをサクッと言ってしまうと、
大手企業で売主側と同じ仲介業者です。

どういうことかは、下記で長々と説明してますので、見て行ってください。


それでは、本題に入ります。

僕たち夫婦は、住むエリアも戸建を買うということもすぐに決まりました。
結婚する少し前から物件探しを始め、結局購入に至るまで約2年かかっています。
本来であれば結婚と同時ぐらいに物件を購入したかったのですが、気に入る物件がなく、一度諦めてとりあえず約2年は賃貸で暮らしました。

賃貸に住んでからも、ほぼ毎日物件情報を欠かさずチェックするようにしていました。
そして2年間で5社の不動産屋に相談に行って、どのような不動産屋に相談するのが良いのか、僕なりに答えが出ましたのでお伝えしようと思います。

まずは、僕が不動産仲介会社をハシゴしてきた経緯を順番にお伝えします。


①S不動産(某大手ハウスメーカーの仲介販売部門)

まず、最初に購入の相談に行ったのは、S不動産でした。
なぜ最初にS不動産へ行ったかというと、僕が家の購入を検討する前、実家がこのS不動産を通して中古物件を購入しました。
その時の担当者が良かったので、担当者名指しでS不動産へ相談に行きました。

相談していく中で、言われたのは僕の予算では希望しているエリアの中古戸建は難しいとのことでした。
中古マンションなら可能ですが、中古戸建にこだわるのであれば、近くの別エリアなら紹介できるとのことでした。

中古マンションと中古戸建を計6件ご紹介いただきました。そのうち2件は気に入った物件があったのですが、あと一歩という所で他者に購入されてしまいました。

あと一歩ということが2回あり、タイミングがなかなか合わず、この担当者とは相性が悪いのかもしれないと思うようになり、別の仲介会社へ連絡することにしました。

ちなみに、この担当者は、自分の担当している物件もさらっと紹介してきますが、僕の条件に合えば他社の物件でも担当者の方から紹介してくれました。
また、僕の予算を聞いて、購入できないことはないけど、今後の生活を考えると希望エリアの中古戸建はオススメしないと、僕の目線に立って物件を紹介してくれる良い担当者だったと思います。
また、内見もたくさん物件を見た方が良いと言って、興味がない物件でも勉強のためと連れて行ってくれました。

すごく良い担当者だったのでこの担当者から物件を買いたかったのですが、別の人にも相談したくなってしまい、結局他社へ行くことにしました。

 

②K不動産(交通系の総合不動産デベロッパー)

S不動産と別れを決め、次に向かったのは近所にあるK不動産。
相談すると、S不動産では厳しいと言われていた僕の予算でも、全然大丈夫です、問題ないと思います!と断言されて、疑心暗鬼に・・笑

物件は、エリア内の戸建情報を全て印刷して持ってきて、この中から気になるものがあれば連れていきますよというスタイル。
3件ほど気になる物件を見つけ、内見をお願いしました。

1件目は、K不動産の物件で、個性的な物件で結構好きだったんですが、室内に大きな段差が多く、止めました。
2件目は、K不動産ではない他社の物件でしたが、Webでは出てなかった物件でした。
物件情報を見て、すごく気に入り内見をお願いしましたが、他者が契約してしまい内覧ができませんでした。
3件目も他社の物件でしたが、内見したいと伝えたところ、こちらもすでに契約前の段階になっているとのことで内見ができませんでした。


結局、問題なく内見できたのは、自社管理の1件目だけで他は何かと理由をつけて断られました。
3件目の物件は、管理している会社のHPを見ると、その会社は購入申込があれば、HP上で購入申込有と表示されるのですが、断られた段階では、表示されていませんでした。

上記のことから、もしかしたら両手仲介したいために、自社管理物件しか紹介しないつもりなんじゃないかと疑いの目を向けてしまい、K不動産に見切りをつけ、次は3件目を管理していたT社へ行くことにしました。

K不動産の担当者は、あまり熱心な感じではありませんでした。
物件に関して質問をすると、すぐに答えてくれるんですが、怪しい回答が多く、念押しで確認すると、しっかり調べてくれ、結局最初の回答は間違いだったということが何回かあり、不安を覚える担当者でした。


③T社(交通系大手不動産仲介業者)

K不動産で気になっていた3件目の物件を管理していた会社です。
スーモを見ると2社目で気になっていた3件目の物件情報がまだ載っており、スーモから内見依頼をしてみました。
すると、まだ内見可能との返事があり、内見に行くことになりました。

内見をすると、物件は気に入りました。
ただし、内見後に担当者と話をし、僕の予算でこの物件は難しいし、他者が契約一歩手前まで話を進めていると伝えられました。

そうかー、とがっくりきている所に、最近売りに出されたこの物件とおすすめですぐに内見可能ですが、どうですか?と代替の物件提案をすぐにしてくれました。

ただ、金額を見ると今さっき内見してた物件より販売価格が高い・・。


んん!?
僕と妻は、目が点になってました。

さっき、内見した物件は僕の予算では難しいと伝えられて3分も経ってないですけど・・。

すかさず、この物件もう少し安くなりそうなんですか?と質問してみたところ、

最近売りに出たばっかりなので、恐らく現状で値下げは厳しいと思いますよー。


2度目の

んん!?
なんで紹介したの??


内見どうされますか?と聞かれましたが、不信感しかないので、「帰ってからよく考えます」と伝えて帰りました。

この担当者は、シュッとしてて、さわやかで清潔感があり、仕事ができそうでいかにもできる営業マンという感じで第一印象は好印象でした。
質問の受け答えもしっかりと回答をくれ、良い担当者だなと感じていたところに、最後の落とし穴・・。

不信感しかないので、別の会社に相談しに行くことにしました。


今思えば、K不動産の担当者は両手仲介をしたいために他社物件を断っていたんじゃなく、たまたまだったんだろうなという気がしています。
恐らく、T社担当者の方が、損得勘定バリバリのいかにも不動産営業という感じだったので、両手仲介したくてK不動産の照会を断ったんだろうと思います。

真相は分かりませんが、担当者の印象を考えると恐らくそうなんだろうと感じます。

 

④R(地元の個人仲介店)

大手仲介会社の対応に疲れていた僕は、地元の個人でやっているような会社なら親身に対応してくれるかな?と考え、相談をしてみました。

Rは、自社のHPとかは持っていなくて、インターネットで調べても会社名と連絡先、代表者名しか分からないような、本当に小さな会社でした。

問い合わせてみると、普段は知り合いに頼まれた時しか仲介していない状況と言われました。
ただ、僕が大手の対応に疲れてRへ行きついた話をすると仲介してくれることとなりました。

仲介方法は、僕がWebで見つけた気になった物件があれば、紹介していただく形でした。
最終的に3件内見をさせていただきました。
また、仲介手数料も1%下げてくれるという話もありました。

1件目は、Rから徒歩3分ぐらいの物件で、立地がかなり良かったのですが、建物は結構傷んでいました。
床下を覗いたときも、過去一番カビ臭かったです。
でも、R興産担当者からは、建物自体頑丈に作られていると言われました。
僕たち夫婦はあまり気に入ってなかったのですが、担当者がこの物件を売りたかったようで、非常に積極的に動いてくれました。

リフォームの見積もりと住宅ローンの仮審査も積極的に動いてくれました。
住宅ローンの仮審査では、住宅ローン会社に行くと、R担当者は親戚か何かですか?と聞かれました。

違います。なぜですか?と質問すると、とても親身にR担当者から住宅ローン会社へ問い合わせしてくれていたようで、親戚かと思いましたと言われました。

それを聞いてR担当者に相談して良かったなと思うと同時に非常にありがたいなと思いました。

結局1件目は、色々と動いていただいたのですが、僕たちがあまり気に入ってなかったので購入しませんでした。


2件目は、内見して結構気に入ってたのですが、違法建築の可能性があり、フラット35に適合しないだろうということで諦めました。

ちなみに、僕は転職して1年未満で住宅探しをしていたため、住宅ローンはフラット35一択しか選択肢がありませんでした。


3件目は、内見してかなり気に入りました。
ただ、補修もそれなりに必要だろうと予測し、販売価格では購入は難しかったです。

3件目の内見は、売主が一緒に周って、不動産屋ではなく売主がずっと説明をするという今までにないパターンでした。
僕らが物件を見ている間、R担当者は、この物件の担当不動産屋とずっとリビングで世間話をしてました。

3件目内見後、3件目は内見者が多いようで、購入は難しいのではないかと伝えられました。
そして、Rの3件隣ぐらいに新たに売り物件が出たからまた後日紹介するよと言われました。


家に帰ってからやはり3件目の家が一番気に入っていたので、難しいのは承知の上で根拠を提示した上で200万円引いた金額で購入申し込みをしたいとR担当者に伝えました。

すると、R担当者が激怒。
あの物件は、そんな金額の代物じゃない!
そんなわがまま言うなら、今後はもう仲介しない!

とめちゃくちゃキレられました・・。笑

と、まあ上記のようにキレられたのでRとは、喧嘩別れをしました。


僕たちからしたら、内見のとき物件を全く見ずに世間話をしてたお前がなんであの物件のこと分かるの?っていう思いです。
ちゃんと物件を見てきた僕らの方が物件のことは絶対にわかっています。

それに、R担当者には売主側との関係性がないから、もっと僕たちの味方でいてほしかったです。
僕たちからすれば販売金額を決めるのは売主で、なんでR担当者が勝手に判断するんだ。200万円引くのが可能かどうか聞くだけでも聞いてくれたらいいのにという思いが強かったです。


R担当者は、小洒落た爺さんで、レクサスを乗り回してました。最初は親身だったのですが、僕たちがなかなか家を決めなかったので、途中から面倒になっていたんだと思います。

また、自分の近所の物件をずっと熱心に売ろうとしていて、恐らくこの物件は自分が仲介して売ってやったんだ!と近所で自慢したかったんだろうと思います。

 

⑤Sハウス(某ハウスメーカーの仲介販売部門)

R担当者とケンカして、物件探しに心底疲弊し、家の購入は当分諦めようとしていました。
しかし、約2年ほど習慣にしていたネットでの物件探しは、ついクセになってしまっており、気が付くと物件情報を検索していました。

その中で、玄関が特徴的で洋館のような見栄えの物件が1件気になりましたが、販売価格が高く、恐らく無理だろうと思い、スルーしてました。

その物件が売りに出てから1ヶ月半ほどして、売れる気配がなかったので、購入する気はなかったのですが、その玄関を見てみたくて、内見予約を取り、散歩がてら見に行ってみることにしました。

待っていた担当者は、まだ若そうな20代の女性でした。
聞くところによると、物件の担当者は別にいるようで、本来はその20代女性の担当物件ではないとのことでした。

担当物件ではないからなのか、質問をしてもすぐには答えられないことが多く、後日メール等で回答をいただくことが多かったです。
まあ、間違った情報を伝えられるよりも確実ですし、メールの方が回答の証拠が残るので、これはこれで良いかと前向きに捉えました。

内見してみると、思いのほか僕も妻も気に入ってしまいました。
ただ、水回りはリフォームしたかったので、僕たちには無理そうだと担当者には伝えましたが、ざっくりとしたリフォーム金額を知ってから判断してみてはどうかと提案をいただきました。

そして、後日仲介会社に紹介していただいたリフォーム業者と一緒にリフォームしたい部分を伝え、ざっくりとした金額を出してもらいました。

そして、僕の希望では200万円ぐらい下がれば良いなと考えていましたが、リフォーム業者から380万円ぐらい引いてもらうとある程度思い通りにリフォームできると思いますよとアドバイスをいただきました。


4社目で相談したRの件もあり、僕は380万円は絶対不可能で、200万円でもかなり厳しいだろうと思い、半ば諦めていました。
自信なさげに、
380万円下げて購入申込したいですが、売主が気分害しますよね・・って担当者に相談してみました。

すると、今まで頼りなかった担当者が
売主が気分を害さないように値下げ交渉をするのが、私の仕事ですから任せてください。と予想外に心強い言葉をいただきました。

交渉の結果、最終的には300万円値下げしてもらい物件を購入することができました。

 

 

と、まあすごく長文になってしまいましたが、以上が僕の5社仲介会社をハシゴした経緯です。

 

5社と関わってみて、僕が思ったのは、全国的にある大きな会社で、売主と仲介契約している会社に仲介依頼するのが良いと感じました。
結果的に僕が契約したSハウスは上記2つの条件に当てはまっていました。


欲しい物件が上記2つの条件どちらか一方しか当てはまっていない場合は、どちらを優先すべきか?

大手企業を選んでいた方が、様々なサービスが付いていることが多く、購入者にとってメリットが大きいので、僕なら大手企業というのを優先します。

ただし、内見者数が多いなどの人気物件を購入したい場合は、売主と仲介契約している会社に行った方が、良いです。

 

 

それぞれ、理由を説明します。

 

大手企業が良い理由

仲介手数料の上限というのは法律で定められており、物件価格が400万円以上のばあいは、

取引物件価格(税抜)×3%+消費税

という計算が仲介手数料の上限になります。


上記は、手数料の上限なので、計算式よりも安くする分には構いません。
しかし、ほとんどの仲介業者は、上限の仲介手数料を取ります。
つまり、どこの仲介業者に依頼しても同じ手数料が取られるわけです。

大手では他社と差別化するために、購入者保護を目的としてサービスを付けていることが多いです。

僕の場合、Sハウスでは
・住宅診断
・瑕疵保険対象外の物に対して2週間の保障

という、サービスがありました。


住宅診断

住宅診断は、物件に不具合がないか、外から見える範囲で診断してくれるサービスです。(床の傾きなど)
住宅診断費用は自分で業者手配すると、どこまでするかによりますが、だいたい15万円~20万円ほど費用がかかります。
大手では住宅診断をして、その結果を購入者に伝えてくれるので、購入の参考材料になります。
僕が頂いた診断結果は数十枚あり、写真付きで結構しっかりした内容でした。

ただし、考え過ぎかもしれませんが、売主に有利になるような診断結果を出している可能性もあります。
疑り深い方は、ご自身でも業者手配するのをお勧めします。
僕は、契約する前に住宅診断は実費がかかってもやろうと考えていたので、その費用が浮いたので非常にありがたかったです。
ただし、気を付けていただきたいのは、あくまでも非破壊検査なので目に見える範囲での診断となりますので、壁の中の状態までは診断が不可能です。
住宅診断結果が良かったからと言って、必ずしも状態の良い物件という保証ではないです。


瑕疵保険対象物以外の保障

引渡し後に、構造部分など内見では発見できない内部の不具合があった場合、それを保障する瑕疵保険というのがあります。
ただ、内見時には分からなかったが、引き渡し後に目に見える部分で不具合を発見することはあります。
そういった場合、引渡し後2週間以内なら仲介業者で不具合を是正してくれる保障です。


僕が受けたサービスは上記2点ですが、他にもいろいろとサービスがあるかもしれません。
大手であればこういったサービスが付随しやすいので、大手が有利であると考えます。

できれば最初に相談に行った際、どういったサービスがあるのか聞いておくと良いと思います。


小規模の業者では、仲介手数料の割引があることもありますが(僕の場合、R社がそうでした)、基本的にはあまり仲介手数料を安くすることはありません。

あと、購入者の方から、仲介手数料を安くする交渉は、担当者のやる気を削ぎますので、止めた方がよいです。

 

売主と仲介契約している業者が良い理由

これは、業者の仲介手数料の上限は、物件価格400万円以上の場合、
取引物件価格(税抜)×3%+消費税
であると、上記でお伝えしました。

上記手数料は、購入者から支払われる仲介手数料の金額となっています。
仲介業者は、売主と購入者、両者ともに仲介をすると上記計算式の金額を売主からももらえるため、2倍の報酬を受け取ることができます。

なので、物件を1件売った際、片方だけを仲介するよりも両方を仲介した方が業者にとっては、効率よく儲けることができます。
つまりは、売主側仲介業者は、できる限り自社で担当している購入希望者から購入していただくよういくらでも有利に情報をコントロールすることができます。

また、買主からすると物件の詳しい情報を持っているのは、売主側仲介業者なので、知りたい情報をすぐ知ることができるというメリットがあります。
あと、売主がいくらぐらいまでなら値下げを許容しているのかという情報も持っていますので、上手く金額の折り合いをつけてくれる可能性が高いです。


長くなりましたので、簡潔にまとめると、

 


仲介業者を選択するポイント

 

①大手企業を選ぶ
②売主側と同じ仲介業者を選ぶ

上記2条件両方が当てはまるのがベストですが、
片方の条件しか当てはめれない場合、

①大手企業を選ぶ を優先する
ただし、内見者が多いような人気物件や何が何でも絶対に購入したい物件は、②売主側と同じ仲介業者を選ぶ を優先する。

 


以上のように、僕は仲介業者選びで右往左往しましたが、僕が考えるベストな仲介業者の選び方は上記の通りです。

あと、記載をしていませんでしたが、仲介業者はすごく遠方でない限り、購入したい物件があるエリアにある仲介業者へ行くことをオススメします。
物件以外の地域の情報を聞くことができます。


あと、担当者によって上記が全然当てはまらない場合もあります。
ただ、担当者のことを考えず、一般的に考えうる内容で行きついた僕の結論が上記の通りです。
仲介業者という会社単位よりも、担当者によって対応方法が全然違いますので、自分の担当者がどういった方かしっかりと見極めることが大切です。


あと、仲介業者は基本的には、こちらからアクションを起こさないと動いてくれません。
自分の条件を伝えていて、その条件に合う物件が出ても基本的には連絡はくれません。
すごい金持ちか業者が暇じゃない限りは、業者から売り物件がでました、なんて連絡は入りません。

できるだけ、時間があるときはインターネットで物件情報を見て、気になる物件があれば問い合わせてください。
業者任せにしてると、いつまで経っても連絡がこないので気を付けてください。


不動産売買を通じて、日本の不動産仲介業はつくづく変だなと感じました。
売主と買主、両方の仲介をすると利益相反になるからです。
売主は高く売りたい、買主は安く買いたいと思うのが当然だと思います。
相反する希望を持っている両者を1つの仲介業者が仲介可能っていうのは、すごく変だと感じます。
両手仲介禁止になぜならないのか不思議です・・。

 


では!

マンションと戸建、買うならどっち?戸建考察編

どうも!


本日は、戸建のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。


前回はマンションのメリット・デメリットをお伝えしました。
まだ読まれていない方は、下記をご参照ください。

kamihikouki-tondeke.com

 


結論からお伝えしておくと、僕は戸建を購入しました。
これは、僕の住環境や考え方にとって戸建の方がメリットがあったためです。
人それぞれ環境や考え方は違うと思いますので、参考程度にこの記事を見てください。


まずは、マンション考察編と同様に一般的に言われている戸建のメリット・デメリットを記載し、僕なりの考えも併せてお伝えしていきます。

 

戸建のメリット

 

・自由度が高い

戸建は、構造と費用面に問題がなければ、自分の思うとおりにリフォームをすることが可能です。
また、老朽化してきた際には、リフォームではなく建て替えという選択肢も持つことができます。
マンションでは、リフォームに制約があることが多いので、これは戸建の一番のメリットだと思います。
ただし、自分の好きなようにできると記載しましたが、地域によっては景観法など独自のルールがあることがありますので、購入前にそういったルールがあるのかしっかり確認しておくことが必要です。


・騒音が少ない

マンションでは上下左右からの騒音があると前回のマンション考察変でお伝えしました。
それに比べて、戸建では他者からの上下の騒音はありません。
よく、ネットでは戸建は騒音がないと書いている記事が多いですが、そんなことはありません。
住宅が密集している住宅地だと、窓の性能もありますが、隣の家で大声でしゃべっているとその声は、聞こえます。
また、シャッターの開け閉めの音が結構うるさく、休みの日の朝は、近所でシャッターを開けたときに驚いて起きることもあります。
あと、近所で犬が吠えれば、そういったのも普通に聞こえます。
なので、騒音に関しては戸建にメリットがあるとは感じません。あくまでも上下から音が伝わらないというだけで、左右からは普通に騒音はあります。


・駐車場がある

これも戸建の大きなメリットだと思います。
部屋から駐車場が近いと、大きなもの、重いもの、大量購入した際に、便利だなと感じます。
また、雨の日も物件によったら、濡れずに車に入ることも可能です。
マンションでは、駐車場から部屋まで距離があることが多いので、これも戸建のメリットだと感じます。


・管理費や修繕積立金がない

戸建では、そういった項目の費用がないというだけで、植栽を剪定したり、外壁を塗り替えたりなど、敷地内を綺麗に保つためにはそれなりに費用が発生します。
なので、費用が発生しないというメリットは感じませんが、費用をコントロールすることができます。
マンションでは、毎月強制的に定められた金額が徴収されてしまいますが、戸建だと費用のコントロールが自分でできる点は、メリットだと思います。
例えば、予算は100万円なのに、外壁を塗り替えるのに150万円の見積もりが出てしまった際、安い塗料に変更して予算内に抑えるといった費用のコントロールが可能です。


・広い

確かに、戸建だと2階建てもしくは、3階建てが主流なので、一般的にはマンションよりも戸建の方が広いです。
ただし、平面的な広さでいうとマンションの方が広いと思います。
例えば、戸建の1階だけの面積で比較するとマンションの方が広いことが多いです。
僕自身、本当は平屋が良かったと思っているぐらい平面で過ごしたいと考えていたので、この点では戸建にメリットは感じませんでした。
あと、家が無駄に広いと、掃除が大変ですし、置き場所がたくさんあるので、ついつい物で溢れかえってしまいます。


・土地も所有できる

よく言われるのが、建物の資産価値は30年もしたら0になるが、土地の資産価値は大きく減らないと言われます。
なので、土地も所有できる戸建にメリットがあるということです。
これに関して、将来売却を考えているのであれば資産価値を気にする必要は出てくるでしょうが、僕は売却は恐らくしないので、特にメリットだと感じていません。
ただ、将来相続する方が売るときに少しでも高く売れるならもちろんその方が良いと思うんで、そう考えるとメリットだとも言えます。
逆に資産価値が落ちないのであれば、固定資産税が安くならないので、僕が生きている間はデメリットになるとすら感じます。

 

 

戸建のデメリット

 

・防犯性が低い

マンションではオートロックや防犯カメラ、管理人常駐でセキュリティが高いと言われています。
それならば、戸建でも防犯カメラやセコム棟を導入してセキュリティを高めるという選択肢があります。
これに関しては、どうとでもなります。戸建は自由度が高いので。
なので、特にデメリットだとは思いません。


・マンションよりも価格が高い

確かに、マンションよりも高いです。
僕の地域ではマンションと比較すると1,000万円ぐらい戸建の方が高かったりします。
けど、上でも少しお伝えしましたが戸建は建物だけではなく土地も付いてくるので、金額が高いのは当たり前だと思います。
僕は、逆に僕の購入したエリアの土地が1,000万円ぐらいなら、安いなと思いました。

 

・階段がしんどい

はい。その通りです。
妥協して2階建てを購入しましたが、やはり2階に行くのが面倒で、ほとんど使ってません。
家を十分使えてないという点においても、勿体ないと感じます。
この点は、個人的に非常にデメリットだと感じます。


・庭の手入れが大変

これも、その通り。
ガーデニングが好きな方は良いのですが、僕たち夫婦は特にガーデニングが好きなわけでもなく、虫も大嫌いです。
庭が荒れる分には自業自得ですが、道路に落ちてしまった落葉の掃除はちゃんとしなければいけません。
ただ、ガーデニングが好きな方は、庭があることはむしろメリットだと思います。
これに関しては、人によってメリットにもデメリットにもなります。
我が家では、庭の手入れをしっかりやっていく自信がなかったので、この前庭木を全部撤去してしまいました。
撤去したことによって、今後はストレスフリーです!
庭木撤去については、下記をご参照ください。

 

以上、戸建に関して一般的に言われているメリット・デメリットをお伝えしつつ、僕の意見もご紹介させていただきました。


簡単に僕の意見を下記にまとめます。

 

戸建のメリット

・自由度が高い
・駐車場から部屋までの距離が近い
・管理費や修繕費のコストがコントロールできる

 


戸建のデメリット

・階段がしんどい
・庭の手入れが面倒

 

改めて考えてみると、僕にとってはやはりマンションよりも戸建の方がメリットに感じる部分が多いです。
あと、上記に挙げたデメリットは、全て解消になる予定です。
庭の手入れが面倒なのは、庭木を全撤去したので、今後はもう面倒ではありません。
階段がしんどいというのは、1階だけでも十分過ごせるような物件を購入できたので、階段を上ることがほとんどありません。
但し、現在はDIYにてリフォーム中なので、まだ完璧に1階だけの生活というわけではありません。
リフォームが終了すると、上記のデメリットは2つとも解消されます。


マンションのデメリットは、自分ではどうしようもないことが多くありましたが、戸建のデメリットは何とかすれば、自分で解消することができます。
なので、自分の思い通りにしていけるという自由度の高さがやはり僕の中では戸建を選択する最大のメリットだと感じます。


マンションにしようか、戸建にしようか悩んでいる方に少しでも僕の意見が少しでも参考になり、有益な情報発信ができたのであれば幸いです。


では!