物件の内見で見るべきポイントとは?
どうも!
前回は、僕が物件に求めていた条件をご紹介させていただきました。
まだ読まれていない方は、下記をご参照ください。
自分が物件に求める条件を整理し、不動産仲介業者で相談すると、何件か物件を紙ベースで紹介していただき、その中で気になった物件へ内見に行くかと思います。
僕が内見のときに気を付けて見ていたポイントが何点かありますので、お伝えします。
僕は、最初から中古戸建をメインとして内見をしてきているので、中古戸建以外で考えている方には当てはまらない部分もあるかと思いますが、参考になる部分もいくつかあると思いますので、これから家を購入しようと考えている方は是非読んでいただければ幸いです。
・物件情報が間違っていないか確認
不動産仲介業者へ行くと、物件の間取り図や築年数等が記載された物件情報を貰うことができます。
しかし、意外にもその物件情報に誤りは結構あります。
僕が経験したのは、開きドアの向きが違ったり、窓が間取り図に載っていなかったりと、正確に間取り図に反映されている方がむしろ少なかったような気がします。
僕が購入した物件の情報なんかは、物件の方角が間違っていました。
このように大なり小なり、物件情報は間違っていることが多いので、内見のときにしっかり誤りを見つけておきましょう。
・床の傾き
家は、人間が作っているので、どれだけ腕のいい大工が施工しても床に全く傾きを無くすというのは、ほぼ不可能に近いと思います。
しかし、傾きにも許容できる範囲があり中古物件であれば、一般的に6/1000までは許容範囲であると言われています。
6/1000とは、10mあたり6cm傾いているということです。
あまりにも傾きが酷い物件で生活していると健康被害にもつながります。
また、傾きの理由が、施工が下手なだけであれば、リフォームして直すことができますが、地盤沈下などの原因であれば大掛かりな工事になりますので、莫大なコストが発生します。
家を歩いて傾きが分かるぐらい傾いている場合は、止めておいた方が無難だと思います。
傾きの数値をしっかり出したい方は、住宅診断を受けて安心・納得して購入した方が良いです。
・天井や壁のシミ
天井や壁にシミがある場合は、雨漏りをしているか、過去に雨漏りをしていた可能性が高いです。
すでに売主の方で修復済みであれば問題ありませんが、気になるシミを見つけた際は、しっかりと業者に確認するようにしましょう。
雨漏りを放置すると構造に不具合を起こす可能性がありますので、状態を見極めるのが大事です。
・コンセントの位置
内見時にしか確認ができませんので、しっかりと間取り図にメモするようにしておきましょう。
引渡し後に思い描いていたレイアウトにできない可能性があります。
・リフォームしたいと思う場所を確認
中古物件では、設備が傷んでいることもあったり、自分の趣味ではない場合があります。
引渡し後、リフォームするのであればどれぐらいの予算が必要か確認しておくと、物件の価格にいくらまで出せるのかある程度導き出されます。
できれば、内見は2回行って、2回目はリフォーム業者と一緒に内見させてもらうと良いです。
業者に見てもらい、ざっくりとした費用感を教えてもらうようにしましょう。
場合によっては、自分が思い描いているよなリフォームができない場合もあります。そういうことがないよう、業者と一緒に見ておくことをオススメいたします。
・床下
家の傷み具合というのは、素人ではなかなか判断しづらいのですが、個人的には床下を覗いてみるのはおすすめです。
だいたいの戸建ではキッチンに床下収納を設けてある家が多く、収納ボックスを外すと簡単に床下を覗くことができます。
その際に、カビ臭かったりする家は、あまりお勧めできません。
カビが発生するということは通気性が悪く、床下の湿度も高いと言えます。
そういう家は、害虫が発生しやすく、構造にも悪影響を与えている可能性があります。
特に古い家だと、床下がコンクリートではなく土の家があります。
床下が土だと湿気が非常に溜まりやすいので、個人的には全くお勧めしません。
あと、床下を覗くついでに少し手を伸ばしてフローリングの下を触ってみてください。
断熱材の有無が分かるはずです。
できる限り断熱材がしっかりと施工されている物件を選ぶことをオススメします。
・駐車場
自分の乗っている車が問題なく駐車できるかどうか、確認しましょう。
よく、普通自動車1台、軽自動車1台の合計2台駐車できる物件がありますが、もし自分が普通自動車2台持ちなら別で駐車場を借りる必要性が出てきます。
また、ハイエースなどの普通車ですが大きめの車両に関しても問題なく駐車可能か確認した方が無難です。
できれば、車で現地へ行って、駐車させてもらうのが一番確実で良いと思います。
・近所の雰囲気
これは、内見時以外でも自分の住んでいる所と近い場所で物件購入を考えているのであれば、できれば平日と休日の日中と夜に1回ずつは行ってみると良いです。
人通りの多さや騒音がないかなど、何回か曜日や時間を分けて、現地に行ってみないと分からないことは多いです。
あと、近所にゴミ屋敷や庭が荒れ放題な家がある場合は、止めときましょう。
恐らく害虫被害に巻き込まれますし、住人もどんな方か分かりません。
君子、危うきに近寄らずでいきましょう。
以上のことは内見時に最低限確認しておいた方が良いなと思います。
僕は内見には、合計11件内見をしました。
その中には、空き家もありましたし、まだ売主が住んでいる場合もありました。
空き家は気兼ねなく見学できるので、皆さんも特に困ることはないでしょうが、売主がまだいる場合は内見しづらいです。
売主の物が普通に置いてある状態なので、なかなか細かくは見づらいと思います。
正直、僕は売主がいる物件の内見は苦手でした。
でも、物件は数千万円の超高額な買い物です。
しっかり見なければならないところは、見なければいけません。
だいたいの売主も購入してほしいので、じっくり好きに見てくださいといった感じだと思うので、気にせずしっかりと見学させてもらいましょう。
逆に売主が内見中ずっと付きまとい、あまり中を見せてくれないようならば、隠したいことがあるのかもしれません。
もし物件自体に不具合がなくても、数千万円の高額な買い物をする買主の気持ちを理解できないような売主とは後々トラブルに発展する可能性もあるため、僕なら避けます。
何度も言いますが、家は高額な買い物です。自分の納得できるまで見学させてもらいましょう。
上の方でも記載しましたが、できれば2回目はリフォーム業者を連れて見学してみましょう。
素人では見ないようなところまで確認してくれ、内見時に見るべきところの勉強にもなったりします。
また、1回目では気付かなかったことに気づくことも多いです。
あと、個人的な失敗談ですが、内見は家を見る時間です。売主の私物を見る時間ではありませんので、気を付けてください。
僕が一番初めに内見した物件では、売主がまだ住んでおり、主に業者が説明をしながら、売主と僕たちとでズラズラと一緒に見ていました。
物置を確認した際に、
業者が「物置の中はこんな感じです。収納量も十分ですねー」と説明してくれました。
その物置には阪神タイガースグッズがたくさん収納されており、僕は変な関西人根性を出してしまい、
「はい。収納量も阪神ファンだということも分かりました」とボケてしまいました。
すると、
しーーーーん、、、
ここで、マズイことを言ってしまったと気づきました。
誰でも自分の私物を今日初めて会った人に見られて良い気はしません。
内見なので私物を見てしまうのは当たり前なのですが、それを口に出してしまうことで、私物を見ている感が出てしまいます。
売主は不愉快だっただろうと思います。
帰ってから、その時のことを妻に聞くと、妻も同じことを思っていたそうです。
初めての内見で、どう話をしたら良いのか分からず、とりあえず場を和ませようとしたんですが、完全に裏目に出ました。
その件があってからは、しっかり反省をして、私物に関しては何もコメントしないようにしました。
僕みたいなアホはいないと思いますが、内見時はボケたりしないで、普通に家を確認しましょう!笑
できれば、たくさんの物件を内見した方が良いです。
だんだん、物件の見るべきポイントも分かってくるし、購入をやめた方がいいという危機察知能力も高まります。
数千万円の高い買い物です。業者は嫌がると思いますが、自分が納得するまで物件探しをしましょう。
では!